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『風立ちぬ』(かぜたちぬ)は、堀辰雄の中編小説。作者本人の体験をもとに執筆された堀の代表的作品で、名作とも呼ばれている〔『新潮日本文学アルバム17 堀辰雄』(新潮社、1984年)〕〔宮下奈都「カバー解説」(文庫版『風立ちぬ』)(ハルキ文庫、2012年4月15日)〕。「序曲」「春」「風立ちぬ」「冬」「死のかげの谷」の5章から成る。 美しい自然に囲まれた高原の風景の中で、重い病に冒されている婚約者に付き添う「私」が、やがてくる愛する者の死を覚悟し見つめながら、2人の限られた日々を「生」を強く意識して共に生きる物語。死者の目を通じて、より一層美しく映える景色を背景に、死と生の意味を問いながら、時間を超越した生と幸福感が確立してゆく過程を描いた作品である〔堀辰雄『風立ちぬ・美しい村』(新潮文庫、1951年。改版1987年)〕〔。 == 発表経過 == 1936年(昭和11年)、雑誌『改造』12月号(第18巻第12号)に、先ず「風立ちぬ」(のち「序曲」「風立ちぬ」の2章)が掲載された〔。翌年1937年(昭和12年)、雑誌『文藝春秋』1月号(第15巻第1号)に「冬」、雑誌『新女苑』4月号(第1巻第4号)に「婚約」(のち「春」)が掲載された〔。翌年1938年(昭和13年)、雑誌『新潮』3月号(第35巻第3号)に終章「死のかげの谷」が掲載されたのち、同年4月10日、以上を纏めた単行本『風立ちぬ』が野田書房より刊行された〔。現行版は新潮、岩波文庫などから重版され続けている。翻訳版はアメリカ(英題:The Wind Has Risen)、フランス(仏題:Le vent se lève)、中国(華題:風吹了、起風了)などで行われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「風立ちぬ (小説)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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